仕事を辞めたい、怠け者だからな

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悲劇のヒロイン「自分でおにぎり握ったら、タランチュラのような蜘蛛が入ってたの」転落

『悲劇のヒロイン症候群』

自分のことを”ヒロイン”だと思っている。自分大好き。

自分に少しでも何かあると「私って可哀想でしょ?」オーラを出し

心配して欲しそうにする。

 

さて、ずーーーーっと昔にこの『悲劇のヒロイン症候群』

女の子と友達でした。今思えば、とても楽しい子だったのかもしれない。

私が大人じゃなかった、ってのも敗因の一つだ。

 

悲劇のヒロイン症候群…なのでヒロコにしよう。

ヒロコは皆に注目されるのが大好きだった。

いつでも自分を曲げず、言いたいこともポンポン言う。

私と性格が似ている点もあり、すぐに仲良くなった。

 

…が、どんどんヒロコの症状が現れ始めた。

当時学生だったが、まず周りの意見を全く気にしない。

自分が良ければそれでいい、という女だった。

思春期には、体育の時間に着替えるのは恥ずかしくなってくるものだ。

小学校高学年になる頃には同性であっても隠しながら着替える。

ヒロコは隠すことなく下着一枚になり着替えた。

他の子に「隠して着替えたら?」というアドバイスを貰ったが

無視してずっとそのやり方を通した。

スタイルはそれほど良いわけでもなく、むしろ

『見たくないから隠して着替えて欲しい』という皆の意見があったのかもしれない。

 

ヒロコは新しいクラスに慣れ始め、友達が数人できたころ

ヒロコから「話題」振りが全く無いことに気がついた。

その1ヶ月後だろうか。ヒロコが勉強したのか知らないが

自分からドンドン話すようになり始め、

人の話をぶった切って自分の話をしたり、自分が中心でないと

気に入らないようになってきた。

 

ここでヒロコの悲劇のヒロイン症候群は悪化していく。

 

誰かが「こんなことがあって悲しかった」という話をしたのだろう。

皆が「大丈夫?」「元気出して!」「カラオケ行ってさっぱりしよ!」のような

激励の言葉をかけた。

それを聞いていたヒロコは何か思ったのかもしれない。

次の日とんでもない発言をすることになる。

 

「自分でおにぎり握ったら、タランチュラのような蜘蛛が入ってたの」

話を聞いていた全員が口を開けたまま、

時が止まったのかと思うくらい動かなかったと思う。

 

私は一人、『完全に嘘!』と思う内容を真剣に考えた。

自分で握ったおにぎりに蜘蛛…それもタランチュラサイズ???

タランチュラってテレビで見ると5cm程度はありそうだよな。

おにぎり作るときにはみ出さないか?焼いたのか?

 

そんなことを考えている私やフリーズしている皆を差し置いて

ヒロコは話し続ける。

「公園にも居てさ、服の中に入れられたんだよね」

 

ヒロコの声を聞いて、やっと友達たちは反応する。

「へ、へぇ~」「そっかぁ~」

さしあたり無い反応だ。

 

そんな中、私は一人だけイライラして何も反応しなかった。

目の前で嘘だとはっきりわかる内容を堂々と言われたからだ。

思ったこと、実際の出来事を正直に話す性格だったため、

ヒロコも同じだと思っていた。思い込んでいた。

 

その後数日が経過し、ヒロコの妄想が加速する。

「彼氏が居てね…勉強会…うふふ」

 

周りの皆の反応は「そうなんだ」程度。

どんどん反応が薄くなっていっていることに気づかない。

その彼氏は上の階のクラスのようだ。

その彼氏とは話したことがあったから、こっそり聞いてみた。

「なんかストーカーされてるっぽい。

 俺、あんなのの彼氏じゃないし。勉強会の日程はサッカーしてた」

全て妄想だったようだ。

 

ヒロコは妄想状の出来事をあたかも本物であるように話をした。

「彼の部屋でお茶を飲んでたら私の服にかかって、

 一緒にお風呂に…そしてその後……」

ヒロコには嘘をついている、という自覚はなかったようだ。

彼女の中では本当のことだったのかもしれない。妄想だから。

 

いつの間にか、別れたのか何なのか知らないが

ヒロコからその彼についての話は無くなった。

周りの友達の反応が非常に薄いものだったからなのだろう。

 

その後もこまごまとした嘘を重ね、友達が少しずつ離れていくようになった。

 

その少し前、ヒロコと仲の良かった子が

「裏切られた」と憤慨していた。

アルバイトを紹介してくれると言ったのに聞いてもぐらかされたようだ。

ヒロコにアルバイトを紹介してもらうということで申し訳なく思ったその子は

しっかりとヒロコの話を聞いていたらしい。

その内容は全て嘘で塗り固められたものだった。

ヒロコが作ったものが表彰されたとか、大手企業に呼ばれたとか。

ほんの少し、イライラしつつも顔に出さずしっかり話を聞き

期待半分程度でバイト紹介を待ったが、何度催促しても紹介されず。

嘘がバレると思ったのだろう。

 

仲のよかった彼女が怒り、内容を他の子にも話したため

ヒロコは疎外感を感じただろう。

 

ただ、仲の良かった彼女は自分が話したことにより

いじめに発展するのではないか、彼女をどうしたらいいのか考え

1対1で話すことにしたらしい。

 

結果は惨敗。

仲の良かった彼女はボロボロと泣いていたらしい。

 

仲の良かった彼女は、ヒロコの発言で覚えていることがある。

「こんな腐った世の中じゃ、嘘ついて 仮面被ってないとやってらんない」

 

いやいや、どこからそういう意見がでてくる。

というか何の利益も無い嘘ついてなんになるって言うんだ?

というツッコミは置いとこう。

 

ヒロコはもう、自分を変えられないと宣言した。

ただし、「高校生になったら改める」という宣言もしていた。

 

そして、仲の良かった彼女としては納得のいかない一言。

「お前とはもう縁を切る。関わってくるな。」

 

きっと、仲の良かった彼女は怒り、悲しみの両方で

ボロボロと泣いていたのだろうと思う。

それを見たのだろう。周りの友達たちも

仲の良かった彼女に同情した。

 

仲の良かった彼女は再度ヒロコに改心するように言ったが

無駄だったようだ。仲の良かった彼女もヒロコを見放した。

 

それをきっかけに、ヒロコは仲間はずれにされるようになった。

無視などはしていないようだが、陰口を言ったり。

嘘だとわかる話に「あれは嘘だ」とか言ったりしたくらいか。

ヒロコは授業をボイコットすることが増えていった。

 

そして、その後ヒロコは無事卒業した。

ヒロコは現在楽しそうにしているらしい。

めでたし、めでたし?

 

※これは友人から聞いた話を元にしており、内容は一部変更しております。

 ただ、殆どが事実です。

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