私には二人、おばあちゃんが居る。
父方のおばあちゃんと、母方のおばあちゃんだ。
私は、母方のおばあちゃんとあまり関わっていない。
中学生のとき標準体重だった私に
「あんたデブだね!」と思い切り言われ、泣いたトラウマがあるからだ。
それ以前から、昔ながらのおばあちゃんって感じで
言いたいことをズバズバ言うので苦手だったこともあり疎遠になった。
母方のおばあちゃんは元気らしいので、良いとしよう。
私は父方のおばあちゃんが大好きだ。
幼い頃に良く預けられたという事もあるけれど、
言葉が全てにおいて優しいし、私や兄弟に対して「褒めて伸ばす」タイプの育て方をしてくれた。
私が何かすれば「すごいねぇ」と言うし、お茶をいれたら「すごく美味しいよ」と言ってくれた。
迷惑をかけたと思うと「ごめんねぇ、色々してもらって」とすぐに謝ってしまうおばあちゃん。
店員さんにも「美味しかったです」と話しかけたり、
小さい子が迷子になってたりすると「大丈夫かい?」と話しかけたり。
近所に住んでいる人全員と仲良しで、
コミュニケーション能力を引き継げなかったのか悔やまれるほど良い、自慢のおばあちゃんだ。
良く話しに出すのが、私が幼い頃一緒に散歩にいったこと。
からな(3歳?)「このお花、なんていうの?」
おばあちゃん「つつじ、って言うんだよ」
私は頬に手を当てて
からな(3歳?)「しあわせなきもちになるねぇ~」と言ったらしい。
このネタを会うたびに毎回される。すごく好きで良く思い出すようだ。
そんなおばあちゃんが、入院している。
先日転んで検査した後に入院となり、不安に思っていたら案の定ガンだった。
ステージフォーで、肺だかどこかに転移したらしい。
延命するか、それともそのまま自然に…(?) ということなので
おばあちゃんの判断に任せることになると思うけど、自然に任せる気がする。
まだ余命宣告されていないが、延命治療といっても助かるわけでも治る訳でもない。
そしてその抗がん剤とかやったら苦しむのは目に見えている。
辛い思いをしてまで生きて欲しくない。
おじいちゃんは1年前くらいに亡くなった。
その時におばあちゃんは私に「私が死んだら笑顔でばいばいって言ってね」と言ってきた。
その時は「そんなこと言わないで長生きしてよ」と伝えたんだけど
おばあちゃんは、私の花嫁姿を見たいといっていた。たぶん、私の子供も見たいんだろうな。
おばあちゃんの余命がどのくらいか分からないけれど、本気でダイエットするよ。
彼氏と一緒におばあちゃんのお見舞いに行くね。結婚前提だって紹介するよ。
できたら1年、私がダイエットして花嫁衣裳着るまで待っててくれないかな。
お見舞いも行くから。物を持ってったら怒られるって聞くから
話し相手にはなりに行くから。遠いけど。
欲を言えば、3年くらい待ってくれないかな。子供の顔見せるから。
お願いだから、長生きしてね。
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