おはようか。
エレベーターが開いて
丁度目線の高さに蝉が「おはよう」と鎮座
鎮座?
お互い無言で数秒見つめあった。
そんなつぶらな瞳で見つめられても
私には好きな人が……
私あなたのうるさいところと
動くときのバチバチ音が嫌いなの。
とふざけたことを考えた後に
慌てて階段をかけ下りた。
電車乗り遅れるし。
今日、家に帰ろうとエレベーター乗ったら
「おかえり、お疲れ様」って
出迎えてくれる気がする。
全く嬉しくない。
でも、仕方ないから乗ってやろう(笑)
- 作者: 林正美,税所康正
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: 大型本
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